ダクト

ダクト

やり方は変える、
本質は変えない

change How Do not Change Why

Concept

わたしたちは、人に快適、物に最適、
あなたに素敵な空間創りをしている
建築設備施工会社です。

昭和29年から積み重ねた歴史は、
お客様、スタッフや協力会社など、
多くのつながりによって紡がれてきました。

近年ではICT、IoT、5G、BIM、AIなどの
テクノロジーの進化が建設業界にも影響を与え、
大きな変革の時代に突入しています。

しかし、テクノロジーの進化はやり方は
再定義しますが、
本質を否定するものではないと、
わたしたちは考えます。

お客様はなぜ空調設備を導入するのか。
なぜ生産ラインを作るのか。

それはお客様が良い環境でより良い物をつくり、
お客様自身が繁栄していくためです。

お客様の繁栄こそがわたしたちの
繁栄につながるのです。

お客様の事業繁栄の一翼を担う。
それこそが、わたしたちが求める
変わらない本質です。

SetsuBIM

1BIMへの取り組み

①「属性情報」を詳細に管理でき、他のシステムに流用出来る。
②「3次元形状」で表現することで未経験者でも直感的に内容が理解出来る。

従来のCADでは主に2次元の図面を中心に作図し、必要に応じて付加情報を加え、部分的な3 次元の確認をしてきました。それに対してBIMは、3次元で設計を行い、形状だけではなく部材の材質や重量などの付帯情報を管理し、関係者で共有することができます。
設計の際にBIMが選ばれる理由として、この情報を他のシステム。例えば、見積、気流・温度解析、発注数量管理、部材制作指示などに受け渡すことができるところにあり、同じ作業を繰り返す必要がなくなり作業効率が格段に向上します。また、同時に3次元形状を容易に作成できるため、お客様、関係者との合意形成が非常にスムーズに進んでいきます。

設備&BIM = SetsuBIM

ビルや工場などの建築物で血管に例えられる空調設備や衛生設備は、メンテナンス、保守点検頻度が高く、その更新頻度も建物自体より高いです。
ですので、どのような設備が入っているのか、どのようにメンテナンスしてきたのかというデータの蓄積がとても重要になります。
また、設備の更新時にはまず現状を把握しなければいけません。
図面が残っていない昔の設備や建物を把握するために、3Dスキャナーなどを利用した業務効率化も行っています。
設備のBIMデータの入力は将来の更新用のための種まきでもあるのです。

2P2C2P

Physical to Cyber to Physical

現実世界を仮想空間へ、そしてまた現実世界へ
設備の改修工事、更新工事を行うときの考え方です。

Physical

現実世界

Cyber

仮想空間

Physical

現実世界

  1. Physical

    更新前の設備や建物など、目の前にあり、触れることができる世界です。
    既存設備の仕様や形状、建物の形状や図面に記載されていない設備の確認などを行います。

  2. Physical to Cyber

    次に現実世界を仮想空間へ移行します。
    これまでは現実を一部切り取った写真や動画で情報を把握していました。
    最近は全天球型カメラを利用して、より現実世界の情報を取得できるようになっていますが、
    写真や動画情報は「形状や位置関係」の把握しかできず、写真測量技術を活用しないと、
    寸法情報までは取得ができません。

    そこでわたしたちは「Leica BLK360」などの3Dスキャナーを用いて点群データを取得します。

    現実世界の形状、位置関係、寸法、色などの情報をまとめて取得することで、
    PC上にMirrorWorld(現実そっくりな世界)を作り出します。
    現実では高所作業で測らざるを得なかった寸法を正確に安全に取得もできますし、
    ドローンの視点のように、設備や工場を俯瞰してみることもできるようになります。

    Leica BLK360

    Physical (現実世界)

    Physical (現実世界)

    Cyber (デジタル空間)

    Cyber (デジタル空間)

    点群シュミレート

    3Dスキャナにて、フルカラーのパノラマ画像を、
    高精度の点群データに重ね合わせ、
    周囲のリアリティデータを取得します。

  3. Cyber

    このPC上に作り出したMirrorWorldの中を自由に行き来しながら、
    BIMソフトの「NYKシステムズRebro
    点群処理ソフトの「エリジオンinfipoints」を用いて設備の改修計画を作成します。
    このとき入力されるBIM属性データは、見積作成、気流・温度解析、発注数量管理、部材制作指示、
    将来のメンテナンスに活かされる「種」となります。

  4. Cyber to Physical

    できあがった設備改修計画を現実世界に作り上げていくことが、わたしたちの本質です。
    まずは点群データとBIMデータを重ね合わせ、作業工程毎にデータを表示させて
    時間軸を追加した4Dの施工シミュレーションを行います。
    今後はこのデータをPC上で合成させるだけではなく、
    MR技術を用いて現実世界で合成させることにチャレンジ中です。

    点群データ+BIM

    点群データ+BIM

    点群データ+BIM

    点群データ+BIM

    そして現実世界で施工を行います。
    ここがわたしたち大冷工業の本質であり、求めるものです。
    いくら仮想空間で更新工事がシミュレーションできても、それを計画通りに作り上げることができなければ、
    お客様の求める空間を作ることはできません。

    この流れを施工に取り入れることで、徐々にデータが蓄積され、
    お客様、協力会社など関係者全員の合意形成のスピードが向上します。

Vision

お客様の事業繁栄の
一翼を担い続けるために、
わたしたちは新しいテクノロジーや
考え方に積極的に向き合い、
自分たちのものにし、
より良い空間を作り続けていきます。

xR技術への挑戦

xR技術への挑戦

スマートフォンのAR技術、スマートグラスのMR技術を用いた提案や施工に挑戦します。
これは今よりも関係者同士の合意形成を早めるためで、導入予定の設備機器、工事予定の配管、ダクト設備、
導入後の温度・気流シミュレーションを手軽に共有できるようにしていきます。

xR技術への挑戦

設置前の配管設備のBIM・3Dデータを工事現場に投影させるといったことが可能。

xR技術への挑戦

現実世界からの情報を元にデジタル情報を重ね合わせ、視覚的に現実を拡張した表現可能にします。

ロボットのための空調設備

ロボットのための空調設備

工場の生産ラインはどんどん自動化が進んでいます。
人を快適にしてきた環境と、ロボットが求める環境は異なるはずです。そのときの新しい考え方に柔軟に対応し、各種シミュレーションを用いて取り組んでいきます。

設計・作図の自動化

設計・作図の自動化

一定のルールのある設計や機器配置を行うアルゴリズムを用い、設計業務の効率化に取り組みます。しかし、設計の自動化はお客様の意向や、施工時の課題を上手に反映できない場合もあります。テクノロジーに頼る部分もありながらも、その結果を咀嚼し、最善の提案をすることがわたしたちの腕の見せ所となります。

これからも大冷工業は、
スムーズな設備施工やメンテナンスを目指し、
お客様に寄り添い「より良い空間作り」を
提供して参ります。

大冷工業株式会社 公式ホームページ