クールジェットシステム

省エネ・低コスト・環境への負荷軽減を実現する省エネ空調「クールジェットシステム®」

省エネ空調「クールジェットシステム®」とは?

大冷工業の省エネ空調「クールジェットシステム®」は、「気化放熱式涼風装置」によって生まれた冷風を「誘引SFファン」で循環させることで涼しい気流を生じさせ、作業エリアでの体感温度を下げる次世代の省エネ空調システムです。周辺機器や炉の発熱により高温となる作業エリアにクリーンな涼風を送ることで、作業の効率アップ、熱中症対策等、暑熱職場の環境改善に貢献します。

【クールジェットシステム®】
気化放熱式涼風装置と誘引SFファンの組み合わせ技術により開発されたシステム

クールジェットシステムの概要を説明する図

大冷工業の設備技術

大冷工業では、空調設備施工の長年の実績をもとに、省エネ空調「クールジェットシステム®」に適した製品の改良、当社オリジナル製品の開発を行ってまいりました。工場の規模や用途に合わせて綿密な分析を行い、省エネで最大限の空調効果を発揮する設計、導入をいたします。

クールジェットシステム®を導入した時の概略

大冷工業の省エネ空調「クールジェットシステム®」は、気化放熱式涼風装置と軸流送風機「誘引SFファン」を工場の用途や規模に合わせて効果的に設計、配置。従来の電気式空調設備の約1/5のランニングコストで、工場内の作業エリアを快適に保ちます。また、ダクトを極力使用しない設計のため短期間の導入が可能です。

クールジェットシステム®導入の概略図

※下層エリア(作業エリア)へ新鮮外気涼風を大量に打ち込むため、暑熱は上方へ押し上げられ、排熱効率がより高められます。

省エネ・低コスト・環境への負荷軽減を実現する「クールジェットシステム®」の3大コンセプト

1.体感温度を下げます(5℃)

作業エリアの体感温度を約5℃低減させます。涼風の到達距離が長く、スポット冷却も可能なので周辺機器の放熱による室温の上昇にも対応します。

「クールジェットシステム®」の3大コンセプト1

2.消費電力、CO2の削減

消費電力は一般空調機と比べ、約80%の削減。水の気化放熱を利用した環境に優しい省エネ空調システムで、CO2の削減にも貢献しています。

「クールジェットシステム®」の3大コンセプト2

3.フレッシュで大量な空気

冷却エレメントが空気を冷却するとともに大気中の微粒子を洗い落とし、フレッシュな空気に変えます。また新鮮空気を大量に給気することで、建物内の負圧を解消し、虫やほこりの侵入を防ぎます。

「クールジェットシステム®」の3大コンセプト3

省エネ空調「クールジェットシステム®」は、こんな場所に適しています

  • ・熱処理工場
  • ・樹脂成形工場、ゴム成形工場
  • ・刺激臭、浮遊ガス、浮遊煙、粉塵の多い作業エリア(大量の給気により、空気の希釈効果があります)
  • ・アルミ鋳造工場、アルミ溶解炉工場、鋳造工場
  • ・製鋼工場、精錬工場
  • ・大量のスチーム(蒸気)発生を伴う暑熱工場
  • ・一般の空調方式が困難な、発熱が大きい大空間の工場
  • ・暑熱対策と同時に静電気障害(自然発火、粉塵付着など)を低減したい工場
  • ・一部が屋外に解放されたような場所で作業者が重労働しており、夏期の暑熱対策が困難な場所(工場の製品出荷場、部品受入場など)
  • ・暑熱対策と同時に陽圧化が必要な工場
  • ・作業者が常に動いており(定点作業ではない)、スポット冷房が出来ない「部分受入場」「出荷場」「梱包作業場」等

省エネ空調「クールジェットシステム®」導入の流れ

1.現状分析

工場内の温度や空気の流れを把握し、現状の問題点を分析します。システムの設計においては工場の規模や用途だけでなく、作業人数や作業内容等も重要な情報となります。お客様とのきめ細かなヒヤリングを重ねて、現状での問題点、具体的にどのような環境改善を要望されているのかを確認します。

クールジェットシステム導入の流れ1、現状分析の写真
クールジェットシステム導入の流れ2、現状分析の写真

2.デモルームでの体験

弊社豊橋支店のデモルームにて、実際の製品を体験していただくこともできます。(デモ機は運転可能です)
クールジェットシステムを体感できるデモルームのご案内と、製品紹介動画を公開しました。

クールジェットシステム導入の流れ2、デモルームでの体験の写真

3.立案・設計

問題分析とヒヤリングから、問題解決に向けたプランの提案を行い、お客様のご要望に応じてシステムの設計を行います。誘引SFファンは配置によって、気流が大幅に変わります。多くの工場での導入経験を基に、最も効果的な気流をつくり出す設計を行います。

クールジェットシステム導入の流れ3、立案・設計の写真

4.導入

設計を基に最終的な打ち合わせを行い、システムを導入いたします。ダクトを極力使用しない設計のため、工場の休業日などを利用した比較的短期間の導入が可能です(※期間は工場の規模や用途によって異なります)。導入後は気流や温度を確認し、調整を行います。

クールジェットシステム導入の流れ4、導入の写真
クールジェットシステム導入の流れ4、導入の写真

5.検証・効果測定

ポイントごとにきめ細かくデータ計測を行い、導入前と導入後における気流の流れと温度の変化を効果測定いたします。

クールジェットシステム導入の流れ5、検証・効果測定の写真

気化放熱式涼風装置と誘引ファンの概要

気化放熱式涼風装置

水の気化放熱現象で、涼しくクリーンな風を大量供給

気化放熱式涼風装置は無数の細長い空気の通り道を持つ冷却エレメントを内臓。外気が水膜に覆われたエレメントに接触し、気化放熱を促進することで、外気が涼風に変わります。また水膜には大気中の微粒子を除去する効果があり、浄化されたクリーンな空気が送り出されます。冷媒(フロン)の循環にコンプレッサを稼働する従来の空調設備よりもエネルギー消費効率に優れ、節電対策、CO2の排出の低減にも貢献します。さらに、空間の陽圧化を実現し、隙間からの熱気、虫、ホコリなどの侵入防止にも役立ちます。

クールジェットシステム導入の流れ5、検証・効果測定の写真

気化放熱式涼風装置の効果

気化放熱式涼風装置の効果

1.冷却効果
水の気化放熱により涼しい風をつくり出します

外気が気化放熱式涼風装置内部の水膜に覆われた冷却エレメントを通過すると、水の気化放熱現象によって熱が奪われ、温度が下がって涼風となります。

気化放熱式涼風装置の効果の効果1、冷却効果の写真

2.空気清浄効果
水が空気の汚れを洗い落とします

大気中の微粒子が冷却エレメントの水膜に衝突し、水の流れに乗って貯水槽に流れ落ちます。一般的な空調用フィルタと異なり、目詰まりによる圧力損失はありません。また雑菌(レジオネラ菌含む)は、自然に気化した水分(水の分子または水蒸気)よりも大きいため、水分の中に入り込んで再放出される心配はありません。

気化放熱式涼風装置の効果の効果2、空気清浄効果の写真

3.涼風効果
涼しさが欲しい時間帯に最大の効果を発揮します

気温が高く、防暑対策が必要な時間帯には、相対湿度が低くなります。この低湿度によって、涼風の温度は外気温から大きく下がります。

気化放熱式涼風装置の効果の効果3、涼風効果の写真

4.陽圧化
暑い外気をはじめ、虫・ホコリなどから建屋内をガード

作業中に発生する熱気などを排気しすぎると、建屋内の気圧が屋外よりも低くなり、窓や扉から虫・ホコリなどが侵入しやすくなります。大量の涼風化した新鮮外気を供給することで建屋内の負圧が解消され、虫・ホコリの侵入防止に役立ちます。

気化放熱式涼風装置の効果の効果4、陽圧化の写真

5.省エネ設計
夏の空調コストを格段に抑えられます

コンプレッサを利用しないので、抜群のCOP(エネルギー消費効率)を発揮。夏の節電対策に効果的です。一般的な産業用エアコンと比較すると、4~5倍のCOPを示します。

気化放熱式涼風装置の効果の効果5、省エネ設計の写真

誘引ファン

大空間の換気に最適な静音・高性能の誘引ファン

限られたスペースと最小の重量で空気を効率的に送風する小型軸流送風機です。省エネルギーで音も静か。ダクト不要なので、ダクトを引くスペースがない場合でも設置が容易。設置スペースと騒音が重視される箇所で威力を発揮し、軽量でコンパクトなボディから、静かで安定した誘引気流を提供します。

誘引ファン

誘引SFファンの特長

1.省エネルギー・節電設計です

消費電力は家庭用照明器具並みの30Wです。(SF200-0.03の場合)

2. 騒音のない静音設計です

4極モーター仕様は、従来の誘引ファンにはない静かさを実現。サイレンサーを取り付ければより静かな場所でも運転可能です。

3. 大きな誘引風量

吹出口風量の約20倍の周辺空気を誘引し、大きな空気の流れをつくります。

誘引SFファンの特長3、大きな誘引風量の写真

4. 自在に設定できる吹出方向

縦横、斜め、真上、垂直と、吹出方向を自由自在に設定できます。

5. 過酷な環境下でも運転が可能です

-20℃~40℃の環境下での運転が可能なので、自動倉庫や冷暖房施設内の温度の均一化などにも最適です。

誘引SFファンの用途

1.大空間での換気・空気の搬送

サーキュレーション効果で、夏期は熱気を排気、冬期は暖気を下へ送ることも可能です。(下向き設置)

誘引SFファンの用途1、大空間での換気・空気の搬送の図

2.工場内のヒューム対策

既存の自然換気や排煙窓を利用してより効果的に排気することで工場内にヒュームが拡散する事を防ぎます。

3.結露対策

屋内プールの天井内など、湿気の多い空間での結露を防止します。

4.排熱対策

空間上部にこもった大量の熱気を、誘引効果によって外に排出します。

5.ブースター効果

大量の空気を誘引、拡散し、大空間における温度の恒常性を保ちます。