【DAIREI レポート vol.5】
2025.09
「おかしなサマースクール」の舞台裏——大冷工業インターンが走り切った“実戦の夏”
時間帯の変更、企画内容の揺れ、複数企業との調整——。想定外の出来事が次々と押し寄せた「おかしなサマースクール」の準備と運営。 その中心を担ったのは、大冷工業でインターンに取り組んだ名古屋産業大学の学生たちでした。 授業の延長ではなく、まさに現場での実戦。予測できない状況に直面しながら、自ら考え、動き、判断する力を磨いていきました。 イベントが終わったときに残ったのは、成功の達成感とともに、「自信」というたしかな手応えでした。
インタビュー対象
● 本田さん(名古屋産業大学3年・2025年大冷工業インターン)
● 髙木さん(名古屋産業大学3年・2025年大冷工業インターン)
● 城山さん(名古屋産業大学4年・2024年大冷工業インターン)
● 石原さん(大冷工業株式会社・インターン教育担当)
インターンのきっかけは?
ーー大冷工業のインターンに参加したきっかけは?
城山) 名古屋産業大学経営専門職学科では、3年生の春学期に“企業でインターンすること”が必修となっています。 「インターンでこんなことがしてみたい」という自分たちの要望も伝えながら、学校側が企業とも相談しながらインターン先を用意していただいていて、 その中の1つに大冷工業さんがいらっしゃいます。本田) 今年度は、事前に各企業さんにお話を聞く機会もいただきました。企業側からも、自社にはどんな学生が合うのか?と考えていただきながらマッチングした形になります。
ーー大冷工業に感じた魅力はなんでしょうか?
本田) 城山さんなど、先輩たちが大冷工業のインターンを経験していたこともあってお話も聞いていましたし、以前から大冷工業の石原さんとはイベントでの繋がりもありました。 他の企業さんのお話も興味深かったのですが、今年はとくに「おかしなサマースクール」というイベントが1つのゴールになっていることもおもしろそうでしたし、 大場社長からも「成長できる機会が多くある」という言葉をいただいて、“やること”にも“人”も魅力的に感じていました。髙木) 「インターン生でイベントを企画・実行する」ということが最初の印象として強く残りましたし、好奇心をくすぐられました。 以前大冷工業にインターンに行っていた先輩方もしっかりとされている方ばかりだったので、 インターンに行くなら大冷工業のようなところに行くべきだろうという想いは持っていました。
なぜ“イベントを作る”インターンに?
ーー大冷工業さんは、今年は「おかしなサマースクール」という8月に開催されたイベントに向けて、インターン生が中心となる形のインターンになりました。 このような形にした理由はありますか?
石原) これまでもインターン生を受け入れてきましたが、事務的な作業を中心にしてもらうこともありましたし、イベントを中心に行うこともありました。 今年の名古屋産業大学の学生には、イベント系のことを頑張っている学生も多いと聞いていたので、そうしたことも今回のインターン内容の決め手になりました。 学内でやってきたイベントというわけではなく、ほかの“企業”と肩を並べてイベントに参加する、他社と関わりながら仕事を進めていく、 ということは学生にとっても大きな経験になりますし、加えて、こうしたイベントに参加することは大冷工業にとってもチャレンジなので、 私自身も学生と一緒に成長したいと思いながら参加しました。ーーイベントを中心としたインターンのプログラムで良かったなということはありますか?
本田) 私自身、大学祭の実行委員を務めさせていただいたり、イベント自体は学内での経験があったので、 それが実際に「外の世界でどれだけ自分の実力が試せるのだろうか?」ということも思いながら参加しました。 学内での活動と違い、予定の立て方やミーティングの進め方など、“仕事”としてやることができるようになったことは大きな学びになったかなと思います。 また、自分たちだけが「やってよかった」と思うだけではなく、参加者、場所を貸してくださった方、一緒に参加した企業など、 すべての人にとって“いいイベント”になるとはどのようなことか、ということも考えさせられました。髙木) 私も、出店者として学内のイベントに参加したことがあり、そこでは正直「うまくいかなかった」という思い出が残っています。 そうしたなかで、“企業”との関わりや事務的な準備など、イベントを作り上げる上でやったことがないことにもチャレンジできたのは、 こうした立場でイベントに入ることができた大きな価値だと思っています。
変化に対応できるか?何度も練り直したアイデア
ーー苦労したことや大変だったことはありますか?
石原) 準備から当日までの短期間のなかで、いろいろな大きな変化がありました。 開催の時間帯が昼から夜に変更されるなどのさまざまな要因があり、やることの方向性も変わっていきましたが、 さまざまな壁にぶつかる中でなんとかついていこうとインターン生2人が頑張ってくれました。本田) 実施する内容を変更するとコンセプトがぼやけてきてしまったり、会場側のメインイベントや私たちのブースの集客対象まで、当初から考えるとかなりの変化がありました。 それでも何度も練り直し、なんとか当日の実現ができました。
ーー紆余曲折ありながら、当日を迎えたわけですがいかがでしょうか?
髙木) 当日ももろちん大変ではありました(笑)。想定していた数のお客さんが来てくれた中で、対応についても学びになりました。 準備するだけでなく、当日いかに動けるかということもイベントを盛況に導く要素だと感じました。本田) 実際イベントが動き出すと、やはり“てんやわんや”になってしまいますよね。ですが、そうした状況でも、もともとしっかり想定できていたものはうまくハマっていって、無事に終えることができてよかったなと思います。 準備を頑張ってきたからこそ、想定していなかったトラブルには「なんで準備しておかなかったんだ」と思ってしまうこともありましたが、 ここまできたらやりきろう!という想いで進めました。
インターンを通した成長実感 “自信”を手に入れた数ヶ月
ーー大冷工業でのインターンを通して、どんな成長実感をもっていますか?
城山) 「自信がついた」というのが大きいです。これまで学内だけでやっていたことと似たような活動も、会社として動くとなると、 他社とのやり取りや自社内でも制約がある中で動く必要があります。 そうした経験をしたことで、自分にとって“働ける”という自信につながったと思っています。本田) たしかに、自信の部分はすごく大きいです。自分たちとは環境の違う他社さんとやり取りする中で、 ゴールを明確にして、しっかり明確に指示を出していかなければならないということは身に沁みて感じました。 仕事のやり方や、自分と違う人と“ともに働く”ための人の関わりを学べたことは自分にとっての成長につながったと思います。
髙木) 私にとってはいわゆる“社会人基礎力”のための経験ができたことが大きかったです。 学生として、授業や友人との時間が中心となる生活をしていると、すぐに「仕事をする」ことはなかなか難しいと思います。 ですが、この3ヶ月間を通してすごく多くのことを学べましたし、 学内の活動でも“自分がやるべきこと”や“誰かと一緒にやるべきこと”の判断など、自分自身成長できたのではないかと実感できています。
ーー石原さんの目線から見ると、学生の成長についてどのように見ていますか?
石原) 今年の企画を進めてくれた本田さん、髙木さん、そしてサポートしてくれた城山さんには感謝しかないですね。 私自身も、通常の業務との兼ね合いもありながら参加していて、正直大変なときもありました。学生も大事にしながら、どのように業務をまわしていくのかということも学びになりました。 こうした活動に慣れていなかった髙木さんも、右往左往していた最初の時期に比べて自ら動いて、他社さんとの関わりも前向きにできるようになっていきましたし、 当日の対応力もすごくついたと感じました。 本田さんは、学内でのイベントにも慣れていましたし、話し方ももともと上手ですが、今回は、それをより“磨けた”のではないかなと思います。 探りながら動くのではなく、自分の意見をしっかりと持って進んでいけるようになったのではないかと思います。ーー石原さんの目線から見ると、学生の成長についてどのように見ていますか?
髙木) 今回関わってくれた人たちがすごくいい人でした。石原さんはほかのスケジュールもたくさん入っている中で僕らのことも支えてくれて、 大場社長もイベントのフォローをいただけたり、その人柄のよさや距離の近さを感じました。本田) 今回はイベントという形での関わりで、人の良さや会社の雰囲気の良さを感じられたのはもちろんですが、本業である空調設備関連の話も詳しく聞くとすごくおもしろいと感じています。 インターン前に大場社長がおっしゃっていた“挑戦できる環境”というのが本当にありましたし、すごくいい出会いと経験だったと思っています。
城山) 私はインターンから1年以上関わってきて、本当に“なかなかない会社”なのではないかと思っています。本業だけでなく、今回のようなイベント、 新しい事業に対しても全力で、「やってみたい」をいいよと言ってくれる会社です。 来年インターンする子には、是非大冷工業を希望してほしいなと思っています。
ーーありがとうございました!